いい椅子を少しずつ集めて
椅子というのはなかなかむずかしいもの。
私の家のダイニングテーブルは2つあって、キッチンダイニングの方はベンチつきのテーブルです。
ベンチには3人ずつ合計6人は座れる、そして縦の位置に1つだけウェグナーの黒の椅子がおいてあります。
その黒いひじ掛けはピカピカで貫禄です。
リヴィングのダイニングテーブルは6人分の椅子はテーブルとセットで揃っていますが、何しろ拡げて大きくすると、少くとも4脚は足りない。
スウェーデン製のアスコ社のもので、黒塗りなので黒の椅子しか合いません。
そこで何年か前から、ジオポンティの黒の超軽い椅子をだんだんに集めて、いつも使わないときにはコンソールの両脇などに置いて、捨て椅子にして並べています。
大勢になったときも黒で違和感がなく、移動するのにも軽くて楽です。
10人までのお客様の対応ができれば我が家のディナーは殆ど充分で、その先は30人もの立食パーティになってしまうので、ソファやほかの椅子も使って賄います。
ただちょっと足りない分を補充という感じで、何でもよいからと椅子を集めなかったので、統一感があるのだと思うのですが、それより何より、よい椅子と言われる椅子は、いつまでも使えるよい椅子なのだということがわかりました。
デザイン指向の先走る日本のインテリアの世界では、飽きないで一生使えるオーソドックスなものよりも、デザインの変わったもの、座り心地なんて二の次です。
すてきな椅子は、いつまでもすてきでいてくれて、安心感のあるもののはずです。